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2020/04/05コラム

伊万里焼~生活に根ざした自然と美~展

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当館では「伊万里焼~生活に根ざした自然と美~展」を開催中です。

伊万里焼は桃山時代から江戸時代初期にかけて、大陸からの技術者により日本で初めて九州の有田、伊万里地方で焼かれた陶磁器がその始まりです。

このやきものは江戸、明治、大正時代に至るまで、様々な形、絵付けによるデザインが施され、器の中での多様性は日本で最も豊かなものであり世界的にも影響を与えてきました。

中でも自然をモチーフにした粋な絵付けや形のものが特に多く、日本人の自然に対する感性が生活の中に活づいていたことを見せてくれます。

更に19世紀末のヨーロッパ、特にフランス パリでは、美術工芸界を席巻したジャポニズムにも伊万里焼は深く関わり、ルネ・ラリックやガレにも刺激、影響を与えました。

本展覧会では、時代を超えて遺され、使われてきた特に自然を表現した魅力的な形の器や、絵付けのおもしろいものを中心に伊万里焼を集めてみました。

伊万里焼の様々なデザインの豊かさ、面白さをご堪能下さい。